順送プレス金型で加工した多分野のプレス部品(自動車・電装・精密など)

順送プレス金型の適用領域はここまで広がる|自動車・電装・精密機器の共通課題と当社の対応力

順送プレス金型は、自動車・電装・電子・精密機器・産業機器など、

多くの産業で共通して活用される重要な基盤技術です。
小型化・高精度化・高機能化の流れの中で、
工程安定・再現性・量産性 が求められ、順送金型の役割はますます大きくなっています。
順送プレス金型の構造写真

横山製作所は、雑貨・電気部品の精密順送型からスタートし、その後は自動車・電装・精密・産業機器などへ領域を拡大してきました。
多分野で蓄積した技術を組み合わせることで、
「精度 × 多材質対応 × 耐久性」 を備えた順送金型を提供しています。

1. 順送金型が活躍する幅広い分野

順送金型は、自動車・電装・電子・精密機器・産業機器・住設・OA機器など、
多くの分野で利用されています。
安定した工程品質と、量産性と寸法再現性を両立できる点が高く評価されています。

採用が増えている理由は下記の通りです:

  • ① 品質バラツキの少ない安定生産が可能
  • ② 少量〜大量まで幅広く対応できる柔軟性
  • ③ 工程集約・加工の安定化によるコスト最適化

用途が広がる背景に、金型そのものの「品質と安定性」の重要性が増していることがあります。

2. 雑貨・電気部品で培った「原点」の技術

横山製作所の金型づくりは、創業当初より 雑貨・電気部品・小物金属部品 など多品種の領域からスタートしました。

小物・薄板・厳しい公差を求められる仕事が多かったため、
次のような基礎技術を長年磨いてきました。

  • 薄板・小物の変形を抑えるノウハウ
  • 材質ごとのクセを見極める対応力
  • 厳しい公差に応える寸法管理技術
  • 安定して流れる工程の組み立て

とくに電気部品分野では高精度が求められるため、
この経験が当社の金型づくりの主要な柱となりました。

その後、自動車・電装・精密・産業機器などへ対応領域が広がり、
多分野を横断できる順送金型メーカー として成長してきました。

結果として、
電気部品で鍛えた精度 × 多材質対応力 × 自動車で求められる耐久性
という三つを備えた金型技術へと発展しています。

3. 自動車分野で磨かれた高精度×高耐久

自動車部品の順送金型では、ミクロン単位の寸法管理、金型寿命の設計、
ばらつきを抑えた工程設計が求められます。
横山製作所では次のようなノウハウを蓄積しています。

  • 多点位置決めによる累積誤差の抑制
  • スプリングバックを見越した曲げ順序設計
  • 摩耗を見据えたクリアランス・刃先設計
  • 仕上げ品質を安定させる精密加工

これらは自動車以外の分野にも応用可能で、金型設計全般の基礎技術となっています。

4. 電装・電子分野で重視されるポイント

電装・電子部品では、微細形状や高伝導材が多く、以下の要素が重要になります。

  • 微細・薄板の安定加工
  • 銅・リン青銅・アルミなど難材への対応力
  • 反り・歪み・表面品位の管理
  • 送り精度・パイロット精度の一致性

当社ではストリップレイアウト・押さえ圧・潤滑条件などを最適化し、
電装・電子分野でも安定した工程を実現しています。

5. 精密機器・産業機器での安定加工設計

精密機器・産業機器の部品では、ごく小さな変形でも組付け性に影響します。
そのため、寸法安定 × 応力バランス設計 が鍵になります。

  • 応力の流れを考慮した曲げ・成形順序設計
  • 逆補正(カウンター形状)で反りを抑制
  • 長尺製品の搬送姿勢安定化
  • 工程ごとに変形要因を断つレイアウト設計

精密部品に対応できるのは、雑貨・電気部品で培った精度対応力と、
自動車で磨いた耐久・安定性の技術を組み合わせているためです。

6. 設計標準化とノウハウDBの価値

多分野対応を支えるのは、設計標準化とノウハウDBです。

  • 金型構造テンプレートの整備
  • 標準部品・標準構造の統一
  • 加工条件テーブルの蓄積
  • トラブル事例と対策の継続的更新

これにより、新規案件でも短期間で安定した工程設計に到達できます。

7. 横山製作所の強み:多分野対応力の源泉

① 設計〜試打ちまでの完全内製体制

工程間の齟齬を抑え、立上げのスピードと再現性を向上させます。

② 加工品質を支える精密仕上げ

用途に応じた精密加工を選択し、安定した仕上げ品質を実現します。

③ 多分野の“実物対応力”


横山製作所の多分野プレス部品

自動車・電装・電子・住設・産業機器など多様な部品を扱ってきた経験が、
新規案件への提案力につながっています。

8. 今後の展望:マルチドメイン対応のさらなる強化

順送金型の活用領域は、今後さらに多様化すると考えられます。
横山製作所では、次の3点を重点テーマとして強化していきます。

  • 工程安定のための設計検討力の強化
  • 設計デジタル化(効率化・検証スピード向上)
  • 高張力鋼・アルミ・複合材など難材への対応力向上

これらを軸に、自動車・電装・精密機器・産業機器といった多分野で、
安定した金型供給と品質向上を目指していきます。

9. まとめ

順送プレス金型は、自動車に限らず多くの産業で「工程安定 × 再現性 × 量産性」を支える技術です。
横山製作所は、雑貨・電気部品で培った精度、多材質対応力、自動車分野で磨いた耐久性の技術を組み合わせ、
多業界の課題に応えられる順送金型メーカーとして進化を続けています。

図面段階での加工性検討、試作〜量産までお気軽にご相談ください。